NIPLUXは、福岡市に本社を置く株式会社日創プラスという日本の会社が展開しているブランドです。
名前が英語表記なので海外ブランドに見えますが、運営元は国内企業で、会社概要も公式サイトに公開されています。
とはいえ「運営が日本企業」と「製品が日本製」は別の話です。
肌や頭皮に直接あてる機器なので、どこで作られているのか、何かあったとき誰に連絡できるのかまで知っておきたいところだと思います。
公式サイトの会社概要・プレスリリース・楽天市場の商品分類を一つずつ確認したところ、製造は中国で行われている一方、運営会社が2023年に医療機器に関する2つの許可・登録を福岡県から受けていることが分かりました。上位に出てくる記事では、ここに触れているものが見当たりません。
- 運営は株式会社日創プラス(福岡市博多区)。設立は2020年1月
- 製造は中国。楽天市場の商品分類で確認できる
- 公式の製品仕様ページに「生産国:中国」と明記されている
- 2023年8月に第二種医療機器製造販売業許可と医療機器製造業登録を取得
- ただし全製品が管理医療機器というわけではない
- 公式サイトに「NIPLUXを名乗る企業・業者」への注意喚起が出ている
順に見ていきます。
NIPLUXはどこの国のブランド? 運営は福岡の日本企業
結論は上に書いたとおりで、NIPLUXは日本のブランドです。ここは公式サイトの会社概要ページで確認できるので、推測の余地がありません。
ただ、公開されている情報を読むと「歴史の長い老舗メーカー」とは少し違う姿が見えてきます。
株式会社日創プラスが展開している
公式サイトの会社概要には、会社名として株式会社日創プラス、所在地として福岡県福岡市博多区博多駅前が記載されています。
事業内容は美容・健康機器の生産販売、一般生活家電の生産販売、OEM・ODM製造販売の3つです。自社ブランドを持ちながら、他社製品の受託生産も手がけている形になります。
連絡先も公開されていて、コールセンターと法人受付窓口の2つの電話番号、FAX、メールアドレスが並んでいます。問い合わせ先が複数明示されているのは、確認しやすい部類です。
設立は2020年でまだ新しい会社
会社概要に記載されている設立日は2020年1月6日、資本金は990万円です。
ブランドの露出量から想像するより、ずっと若い会社だと感じる方が多いかもしれません。
「聞いたことがない会社だ」と感じるのは自然なことで、実際に歴史が浅いためです。ただし設立年の新しさは、そのまま信頼性の低さを意味するものではありません。判断材料は後述する許認可や販売ルートのほうにあります。
なぜ海外ブランドだと思われやすいのか
理由は大きく2つあります。ひとつはブランド名も製品名もすべて英語表記であること。NECK RELAX、HEAD SPA、LEG FIT といった具合で、日本語がどこにも出てきません。
もうひとつが、SNS広告での露出が急に増えたことです。設立から数年で一気に見かけるようになったため、「どこから来たブランドなのか」が分からないまま名前だけ先に知られる状態になりました。
名前の見え方と会社の国籍は関係ありません。英語名の国内ブランドは家電に限らずいくらでもあります。
製造国は中国。根拠と確認方法
ここが「日本企業なのに中国製?」と混乱しやすい部分です。結論から言うと、ブランドの運営は日本、製造は中国という組み合わせになっています。
ただし、この点を書いている記事の多くは根拠を示していません。自分で確かめられる方法があるので、そちらを紹介します。
楽天市場の商品分類で確認できる
楽天市場には原産国で商品を絞り込む機能があり、「ニップラックス(原産国/製造国 中国)」という分類に99件が並んでいます。ネックリラックス、ヘッドスパ、QNose、リフトブラシなど、主要な製品が一通り含まれています。
個人ブログの記述ではなく、販売プラットフォーム側が持っている商品情報なので、根拠としては確かなほうです。気になる製品があるときは、同じ方法で確認できます。
公式の製品仕様ページにも明記されている
より確実なのは公式サイト側の記載です。会社概要ページには製造国の項目がありませんが、製品ごとの仕様ページには「生産国:中国」と明記されています。あわせて保証期間も「購入日より1年間」と書かれています。
たどり着き方に少しクセがあります。商品ページ自体には仕様表がなく、ページ内の「製品情報・よくある質問はこちら」から進んだ先に置かれているためです。会社概要だけを見て「記載がない」と判断しないでください。
つまりメーカーは製造国を隠していません。掲載場所が分かりにくいだけで、製品単位ではきちんと公表されています。
日本ブランド×海外生産をどう考えるか
家電の世界では、企画・設計を国内で行い、生産を海外の工場に委託する形はごく一般的です。大手メーカーの製品でも珍しくありません。
そのため「中国製だから避ける」という切り分け方は、実務的にあまり機能しません。見るべきなのは製造国そのものより、不具合が起きたときに誰が対応するのかという体制のほうです。
運営会社は医療機器の許可を取得している
調べていて一番の収穫がここでした。上位に出てくる記事では、ほとんど触れられていない情報です。
美容・健康機器は、雑貨として売られているものと、医療機器として届け出られているものがあり、その区分によって扱いが変わります。運営会社がどちらの土俵に立っているかは、判断材料としてかなり大きい部分です。
2023年に福岡県から2つの許可・登録を受けている
株式会社日創プラスは、自社のプレスリリースで、2023年8月24日付で福岡県から「第二種医療機器製造販売業許可証」と「医療機器製造業登録証」を取得したと発表しています。許可番号・登録番号も公表されています。
リリースによれば、これにより管理医療機器の保管・販売が可能になったとされ、将来的には管理医療機器の製造も始める予定と書かれています。
この種の許可は、都道府県が要件を審査したうえで交付するものです。取得しているという事実そのものが、体制面の一つの目安になります。名前しか分からない状態と比べると、確認できる材料が一段増えます。
全製品が管理医療機器というわけではない
ここは誤解しやすいので、はっきり書いておきます。会社が許可を持っていることと、個々の製品が管理医療機器であることは別の話です。
リリースの書き方も「保管・販売が可能になった」「将来的には製造も」という段階のもので、NIPLUXの全ラインナップが医療機器になったという意味ではありません。
製品が医療機器かどうかは、その製品ごとの表示で確認してください。認証番号の記載がなければ雑貨として扱われている製品です。雑貨であること自体は問題ではなく、期待する内容を製品の区分に合わせることが大切です。
公式が「NIPLUXを名乗る業者」に注意喚起を出している
運営会社の公式サイトを開くと、トップページに「NIPLUXを名乗る企業・業者について」という注意喚起が掲示されています。
ブランドの知名度が上がると、名前を借りた業者や、公式を装ったサイトが出てくることがあります。メーカー自身が告知を出しているということは、実際にそうした事例を把握しているということです。
正規の窓口を先に押さえておく
対策はシンプルで、公式が案内している販路から買うことに尽きます。公式オンラインストアのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングにはメーカー直営の公式ストアが出ています。
通販モールでは同じ商品ページに別の出品者が入ることがあるので、カートに入れる前に販売元を確認してください。実店舗も含めた取扱いはNIPLUXはどこで売ってるかをまとめた記事で整理しています。
買う前に確認したい3つのこと
国籍だけで判断しようとすると、かえって迷います。実際に効いてくるのは次の3点です。
1. 正規の販売ルートかどうか
公式ストアやメーカー直営の公式ショップで買えば、保証の窓口がはっきりします。フリマアプリやオークションでの購入は、メーカーのサポートを受けられません。
充電式の機器は内蔵電池の状態が外から分からないので、使用歴の不明な中古品は避けるのが無難です。
2. 返品の期限が短いこと
公式オンラインストアの返金ポリシーでは、届いた商品に汚れ・破損・欠品・不具合があった場合、商品到着後7日以内の問い合わせが必要とされています。そしてお届けから14日を超えた返品・交換は受け付けられないと明記されています。
出荷後のお客様都合による返品・交換は受け付けておらず、通信販売のためクーリング・オフの対象外である点も書かれています。届いたその日に動作を一通り確かめるのが安全です。
3. 連絡先が公開されているか
会社概要には電話・FAX・メールが並んでいます。「どこの国か」を気にする理由をつきつめると、困ったときに連絡が取れるかどうかに行き着くので、ここが確認できるのは実務的な安心材料になります。
あわせて、公式オンラインストアでは全国送料無料と案内され、離島や一部地域でも追加送料がかからないと明記されています。正規保証として、自然故障した場合に交換・対応する旨も公式ストアの特典として書かれています。
NIPLUXはどこの国? よくある質問
- Q: 結局どこの国のブランドですか?
- A: 日本のブランドです。福岡市博多区に本社を置く株式会社日創プラスが展開しています。設立は2020年1月です。
- Q: 製品はどこで作られていますか?
- A: 中国です。公式サイトの製品仕様ページに「生産国:中国」と明記されています。楽天市場でも原産国による商品分類で「原産国/製造国 中国」として並んでいます。
- Q: 日本企業なのに中国製なのはなぜですか?
- A: 企画・設計を国内で行い、生産を海外に委託する形は家電では一般的です。大手メーカーの製品でも同じ構造のものが多くあります。
- Q: 医療機器の許可を持っているのですか?
- A: 運営会社が2023年8月に福岡県から第二種医療機器製造販売業許可と医療機器製造業登録を取得しています。ただしNIPLUXの全製品が管理医療機器になったという意味ではありません。
- Q: 偽物や偽サイトはありますか?
- A: 運営会社の公式サイトに「NIPLUXを名乗る企業・業者について」という注意喚起が掲載されています。公式が案内している販路から購入してください。
- Q: 日本語のサポートは受けられますか?
- A: 会社概要にコールセンターと法人受付窓口の電話番号、FAX、メールアドレスが公開されています。国内企業なので日本語で問い合わせできます。
- Q: 保証はどこで買っても同じですか?
- A: 正規保証は公式オンラインストアの特典として案内されています。フリマアプリなど個人間の取引はメーカー保証の対象外です。
NIPLUXはどこの国? まとめ
NIPLUXは、福岡市博多区の株式会社日創プラスが展開する日本のブランドです。設立は2020年1月と新しく、事業内容には美容・健康機器の生産販売のほかOEM・ODMの受託も含まれています。
製造は中国です。公式サイトの製品仕様ページに「生産国:中国」と明記されており、楽天市場の原産国による商品分類からも確認できます。ただ企画は国内・生産は海外という構造は家電では一般的で、これ自体を理由に避ける必要はありません。
判断材料として大きいのは、運営会社が2023年に医療機器に関する許可と登録を福岡県から受けていることです。ただし全製品が管理医療機器になったわけではないので、製品ごとの表示で確認してください。
そのうえで、公式が偽業者への注意喚起を出している点は見逃せません。正規の販路で買い、届いたら7日以内に動作を確認する。この2つを守れば、国籍を気にするより確実に失敗を減らせます。同じ疑問を持たれやすいUlike脱毛器がどこの国かを調べた記事もあわせて参考にしてください。
